TOEIC対策 英語学習法

TOEIC試験本番の準備　～悔いを残さず超集中力を発揮するために

TOEICは所要時間2時間。
テスト中は脳CPUの稼働率100%、ファンがブンブン回りっぱなしになる過酷な時間です。はっきり言って当日のコンディション・集中力で得点は50点・100点と変わっても不思議ではありません。

集中力の切れやすい40代。しかし、40代には学生と違い、少しのカネがあります。お金を多少使ってでも、当日のコンディショニングに力を入れるべきです。

さて、以下にTOEICで実力を120%発揮するための、”学習以外でできること・すべき準備”を記します。

前日までにしておくこと

前日までにしておくことは、試験会場の道のりチェックです。
地図を印刷しておくか、スマホの地図アプリに登録します。
会場近くには、受け付け開始の1時間前に着いておきたいところです。
試験は13時開始、受付が11:45からです。すなわち、10:45には会場に行けるという状態でいましょう。
ここで、会場近くのホテルやファミレス、カフェをチェックしておきます。
少し早めについて自習をするためです。なるべく単価の高い、静かな場所にするのがおすすめです。私が900点を超えた時は、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルのラウンジカフェで直前まで自習を続けました。少し高かったですが、落ち着いた状態で向かったことが奏功したと思います。そのカフェは”坐忘”というちょっと不吉な名前でしたが...。

また、食べ物は決して軽視しないで下さい。
大げさではなく、TOEIC試験自己ベストのカギは食べ物が握っています！
脳の最大の栄養源はブドウ糖です。ふだん糖質制限をしている人は、体内でブドウ糖を生み出すグリコーゲンが不足しています。身体に糖質エネルギーを蓄えるために、3日前くらいからは普通に糖質の入った食事をとるようにします。
そして、前日までに少しずつ、トイレの時間をガマンしたり早めたり、胃腸薬の助けを借りるなどして、できるだけ朝食後にトイレ（大便）に行くリズムをつくっておきたいところです。些末なことと思われるかもしれませんがこうした積み重ねが当日効いてきます。

そして、寝る前に持ち物チェックをしておきます。
必携品の受験票や身分証明証、腕時計はもちろんのこと、シャーペンや消しゴムは予備も含めてチェックしておきます。
ふだん使っているテキスト、電子辞書、スマホ、予備バッテリーとケーブル、ノート、遮音イヤホンやノイズキャンセリングイヤホン、耳栓など、自分で学習に欠かせないと思うツールがあればカバンに入れておきます。
後述する当日の食事（高糖質食、栄養ドリンク）も買っておきましょう。

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前日の夜、とにかく早寝しようと思ってよけいに眠れなくなるという場合があります。
試験前日は緊張して当たり前、寝ようと思うと余計に寝れなくなります。
試験は独特の緊張を強いますので、多少睡眠時間が不足していても問題ありません。睡眠が2時間・3時間程度であっても、当日までに学習を積んでいれば試験の間くらいは乗り切れます。普段寝付きの悪い人、緊張しがちな人は、寝れないことを恐れすぎないで下さい。
もしも確実にしたければ、試験の前日に極端に早起きしておくというのも効果的です。当日は夕方くらいに眠くなってくるでしょう。

試験当日　起床から移動まで

TOEIC試験は13時開始。すべてここから逆算して当日の行動を決めます。

まずは朝食。消化時間から逆算して、試験の4時間前に食事を取ります。
すなわち、9時少し前くらいから食べ始め、9時に食べ終わるのが理想です。
食事は血糖値を上げすぎず、かつ消化の負担が少なく、高炭水化物なものを選びます。
つまり、甘くないデンプンで、繊維が少ないもの。ごはん、おにぎり、もち、うどん、そうめん、和風パスタなどがオススメです。
朝食後はトイレに行きます。会場で長蛇の列に並び時間ロスするリスクはなくしておきたいところです。

そして持ち物の最終チェックをした後、自宅を出ます。
受け付け開始の1時間前、10時45分を目安に会場もしくは会場近くのカフェなどに入ります。仮に忘れ物があっても1時間あればコンビニで買うなどしてリカバーできます。

会場着　～脳のモードチェンジ

ここでは最後の確認作業です。特に、リスニング対策で早めに耳と脳を英語モードにしておくため、英語の音声を繰り返し聞きます。速度を普段より少しは止めておくのも良いでしょう。

リーディング教材も最終確認をします。ここでは、速読のように長文を「頭の中で音読せず、面としてとらえる」ようにします。そうすると、脳が速度速めの情報処理モードに変わってくれます。

9:00に朝食をとったので、11時を過ぎてくると軽くお腹が空いてくる筈です。
前日買い込んでおいた高糖質食をとります。具体的には、エネルギーバーやエネルギーゼリー、おにぎり（五穀米などは避ける）、バナナ、おもち、白パンなどです。ダイエット目的のものではなく、たっぷり糖質が入っているものを選びます。空腹は見たされるがお腹いっぱいになりすぎないという程度、300～400kcal分くらいを取っておきましょう。試験時間に胃に血流が集中、なんてことにならないためにも、試験の1時間前、12:00までには食べ終わっておきたいところです。

会場外にいた場合、受付時間の11:45になったら会場に移動します。耳栓や遮音イヤホンなどを適宜利用しながら直前まで確認作業を進めましょう。

そして、必須ではないですが12:15くらいに栄養ドリンクを飲むのもオススメです。
私の場合は、1500円くらいの高いユンケルを飲んだところ、明らかに脳の回転数が上がっていくのを感じました。仮に自己暗示効果・プラセボだとしても、それは自己暗示という立派な効能です。上手に利用した方がトクだと思います。
カフェイン入りの場合、飲んでから30分後くらいから効き始めてきます。ですので、12:15頃の直前が効果的なのです。
カフェインですぐトイレが近くなる人なら、ノンカフェインのものもあります。体質に合わせて選んで下さい。

第2類医薬品】ユンケル黄帝液DCF （ノンカフェイン）

最後に

さて、ここまでくればまな板の鯉。「自分はできる！」と信じ込むことが重要です。
これまでの準備によって、あなたの身体には糖質エネルギーと栄養ドリンクのブースト効果がみなぎり、全血液が脳のために動いてくれる状態になっています。
超集中力で、リスニングはゆっくり聞こえ、長文は一目で構造を理解出来るでしょう。必ず自己最高点をマークできます。
もし試験中につっかえても気にしないことです。あなたが聞き取れない設問、読めない文は他の人もお手上げな難問なのです（そう思い込め！）。

これからの2時間は、あなたがこれまで費やした膨大な苦労が報われる2時間。
仕事や自分の楽しみ、友達、恋人、家族とのふれあいなど、多くの時間を犠牲にしてきたことでしょう。
飲み会の帰りに酔っ払いながら単語を覚えたあの日、家族の冷たい目を尻目に休日図書館やカフェで勉強したあの日、すべてはこの2時間のためです。

頑張って下さい！

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(画像クレジット　Raja yoga, Meditation in Sri Lanka ; Meditation Sri Lanka)