以前、「語学は結局暗記」という記事を書きました。
やや重複しますが、語学の成果は、結局「インプット」の時間に比例するというのが私の持論です。
語学の学習を始める際、初学者がいきなり語学学校に申し込んでしまう場合があります。
教科書を使いながらの、授業・講義形式のものであればよいと思います。
しかし、会話中心の講座はよい方法とは思いません。お金のムダになることが多いと思います。
会話中心とは、文法や単語の蓄積がなくいきなりアウトプットの練習をするということです。もちろん、基本的な言い回しを丸覚えすることはインプットといえますが、それはあくまで授業という環境を生かして暗記の緊張感を高めたりするために有効なだけで、参考書を単に自習していく方が遙かに効率的です。
同様の理由で、安いオンラインチャットなどを利用するのも、ある程度の蓄積を経てからにすべきです。私の印象では、アウトプットの練習をして意味があるのはCEFRのB1くらいからではないでしょうか。それまではせこせこ自習すべきです。
もちろん、外国人と知り合いになったり、オンラインチャットのイケメン先生と友達になりたいという動機があるならそれもいいでしょう。そういうのも動機付けとしては大事です。
私が考える、語学教室のメリットは以下の通りです。
- 疑問点が出たときすばやく質問・解決できる
- 会話(アウトプット)の場慣れ
- 授業というプレッシャーで、学習(暗記・宿題など)がうまく進む
- (通っている間は)計画的・継続的に学習が続く
- 教師/友人との人間関係に期待
- お金・時間効率は良くない(オンラインチャットは割と効率良い)
- なんとなく通っていると勉強している気になってしまう
- 相手がゆっくり話してくれる親切な人だと錯覚する
- 人間関係に疲れる(オンラインチャットには当てはまらない)
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