TOEIC攻略:音読の重要性


TOEICの攻略法。その最短距離は、ずばり音読です。
TOEICを最初に受験した時、あるいは公式問題集をやったとき、あまりに出来がわるくて愕然とする方もいるでしょう。リスニングはさっぱりわからず、リーディングは制限時間内に最後までたどり着かないどころか、時間無制限でも終わりそうにない....
こんな状態からどうやってスコアアップをすればいいの?と途方に暮れるかもしれません。

しかし、道はあります。
まずは、TOEIC公式問題集と、TOEICに頻出する単語を集めた単語集を入手します。特に公式問題集は最新のものを必ず新品で買って下さい。
そして、だまされたと思って以下の学習を進めてみてください。

公式問題集の攻略法


TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

公式問題集の攻略法ですが、ひたすら音読します。
まずは公式問題集。リスニングの音源をもとに、ひたすらシャドウイングしてください。英国アクセントやオーストラリアアクセントもそのままシャドウイングします。何も考えなくても口が滑らかに音声に続いて動くほどシャドウイングを繰り返します。
シャドウイングがスムーズにできるようになったら、ディクテーションをします。音声を聞いてすばやく綴りを書き出します。
そして、リーディング部分ですが、こちらはひたすら音読します。こちらも、滑らかに読めるようになるまで繰り返してください。わからない単語があったりして最初はツライでしょう。でもひたすら、愚直に繰り返すのです。850点以上の高得点が取れている人でも最低通して7回、600点未満の人なら20回は通しで音読します。

さて、ここで疑問に思う方もいるでしょう。
ここまでスムーズにシャドウイング、ディクテーション、音読ができるようになったのは、あくまで「公式問題集」の内容に対してだけです。実際の試験では、「公式問題集」と同じ問題が出るわけではありません。全く違う音声・文章が出題されるわけです。果たして、「公式問題集」に習熟しても実際の試験に対応できるのか?と。

それが、不思議なことに、実際の試験にも対応できるのです。
これまでのシャドウイング、音読を通して、皆さんの中にはTOEICに必要な「英語の語順で理解する」「文をかたまりで把握する」「文の構造を素早く抜き出す」という力が自然に養成されています。
音読とは不思議なもので、音読がたどたどしいけれど意味は理解している、という状態はありえまません。音読がスムーズであれば必ず(単語が1つ2つわからなくても)その文の構造を把握できており、なんらか意味の把握ができているハズです。
音読を通して、その言語特有の語順や言い回しが身体にしみこんでいるのです。
ダマされたと思ってやってみてください。

単語帳の攻略法


TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEICの頻出単語をマスターするなら、公式問題集だけでは足りない部分もあります。
また、単語は単語で別途暗記モードになってまとめ学習した方が効率的ということもあります。そのため、定評のある単語集を買っておくといいでしょう。
この「金のフレーズ」シリーズはカリスマTEX加藤さんが長年出しているシリーズで、TOEICの過去問を徹底分析した結果から絶対におさえておくべき単語を抽出しています。

こちらも基本は音読。音源にあわせて英単語のシャドウイング→綴りの確認のためのディクテーション→日本語訳の読み上げ、を行いましょう。
通常の単語集でしたら、日本語訳を見て英単語を思い出す「日本語→英語」想起訓練もすべきですが、TOEICの場合は「英語→日本語」の一方向訓練でかまいません。


TOEIC対策、どこから手を付けていいかわからない方。
意外に対策はシンプルです。ただ、音読というメソッドがあまりに簡単で(しかも愚直で、退屈なので)やり通せる人が少ないだけです。
まずは、信じてこの方法でやってみてください。



(画像クレジット Latino Children's Choir by VocalEssence Ensemble Singers ; flickr)

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