中国語の参考書・アプリレビュー:その4 最上級編


中国語の参考書・アプリレビュー:最上級編

私がこれまでに体験した中国語の教材をレビューします。おまけで私もマスターしていない最上級編、中検準1級以上の教材を取り上げます。
中国語学習もこのレベルになってくると出来合いの教材はあまり存在しません。中検準1級までを視野に入れたいくつかの参考書の他、中国で出版されているテキスト、YouTubeでの中国ドラマ視聴、CCTV(中国中央電視台)のニュース視聴など、中国本土発の文章・音声にも触れていく必要があるかと思います。

合格奪取! 中国語検定 準1級・1級トレーニングブック 一次筆記問題編

中国語検定準1級対策を明確に掲げている参考書は、過去問を除けばこのアルクの定番シリーズとキクタン上級編くらいです。
準1級を目指す方は、まずはこのシリーズと「聴読中国語」、そして高電社の過去問を繰り返し解きましょう。

評価:☆☆☆☆☆(中検受験なら必須)


中国語検定HSK公式過去問集6級

中検2級と準1級のレベル差がかなりあるので、間の目標としてHSK6級180~200点くらいを目指す方も多いのではないでしょうか。やはり5級と同じくこちらも公式問題集が必須。ここまでの基礎力は他の教材で養うとして、やはり実際の問題で試験形式と出題分量に慣れることが重要です。
評価:☆☆☆☆☆(HSK受験なら必須)

漢語口語速成・中級篇

HSKの作成を行った北京語言大学による公式学習テキスト、いわば中国政府の外国人向け公定教科書のようなものです。いくつかレベルがありますが、中検準1級くらいになるとこちらの中級編が該当します。
評価:★★★★(オススメ)


オンライン講座

このくらいのレベルになってくるとオンライン講座で、中国語講師とチャットを介してそれなりにやりとりができるようになっているでしょう。
ただ、漫然と授業を受けようと思っても教える方も困ってしまうので、何かテキストは必要です。「漢語口語速成・中級篇」のような現地のテキストを使うか、翻訳の依頼が有効です。
私は、興味のあるトピックや仕事の文章について中国語訳を作成し、それを添削・音読してもらうということをよくやっていました。音読の音声をスマホに入れてシャドウイングすれば驚くほど言葉が定着します。なんたって元は自分で訳した文ですからね!

私も利用した天天中文など、いろいろあるので探してみてください。
(画像:天天中文)


(画像クレジット ESO; http://www.eso.org/public/images/eso1527a/)

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